羊毛ドールの芯に新たな可動フレーム使ってみた!
どうも! 心はずっと少年の羊毛のおにいさん(もうすぐ50歳)ぜろです!
12月から1月は受注生産のラッシュでしたが、1月過ぎたとたんに注文があまり来なくなりました。
だが、このまま黙って注文が来るのを待っている私ではない。
こういう時こそ試作の時と捉えています。
今現状の売れ筋作品が「あまびえちゃま」と「まぁるいとり」なので、常に新たに作品を開発し続ける必要があります。
まぁ、本音を言えば『こんなの作ってみたい』ですが。
とりあえずくま作ったり、ウールロイド作ったりしていました。
ちなみにウールロイドは羊毛フェルト作家のにょほさんが開発した、自立可能/表情差し替え型羊毛フィギュアです。
これ、すごく優れものだと思っています。
普通に羊毛フェルトで人形を作っても、自立やポーズ変更が難しいのですよ。それをこのウールロイド形式なら簡単にそれが出来るようになっております。
骨格に真鍮線などを用い、足の裏に磁石を用いることで安定した自立を得ることが出来るのです。
(尚、ベコイザーRもその手法を取り入れた改修を施しています)
そして何と言っても最大の特徴は、表情が変えられる、という点ですね。
これは表情パーツの差し替えにより、表情変化を実現しているのです。
そして開発者であるにょほさんは、ウールロイド技術を他の人が作る事を歓迎している模様です。むしろ布教しているw
まぁ、実際作ってみてそう簡単に出来るものではない事を思い知らされましたが・・・。
さて、そんな中、羊毛屋ぜろに一つの考えが浮かんできました。
(羊毛フェルト人形に、可動軸を入れてみたらどうなんだろう?)
実を言うとウールロイド制作中に、最近羊毛フェルトを覚えた非公認ご当地ヒーロー、あわまんじゅうマンさんが新作の羊毛フェルトを発表したのです。
恐るべきことに、中に市販の食玩を仕込んでいたようです。この発想はなかったです。
そしてその時、羊毛屋ぜろの脳裏にあるアイテムが浮かんできました。
可動が広く、そしてもっと安価な可動フレーム……それを俺は知っている!!
いや違……ええ? 違わないの!?
随分と前置きが長くなりましたが、ダイソーのプチブロック、ロボットビルダーズシリーズです!
ようやく本題に入りましたが、今回の真のテーマは、
プチブロックは羊毛フェルトの芯に成りうるか?です!
ハマナカ ウールキャンディ12色セット(ベーシックセレクション)#1 H441-122-1 新品価格 |
それでは早速作って行く!
今回はダイソーでロボットビルダーズシリーズのファイターを購入し、早速内部フレームを組み立てていきます。
……このまま股間にキャノン砲付けたくなった奴、あとで職員室に来い。
そしてニードルわたわたでコーティングしていきます。
少し体形が変わりましたね。
尚、この段階で既に、ニードルがまっすぐ刺せない事に気付きました。
分かり切ったことですが、芯が凄く固いので思い切り刺すとニードルが折れてしまいます。従って斜め方向に芯をよけて刺す必要があるので、通常のニードルフェルトより時間がかかります。
芯が完成したら、次に本体の色を付けていきます。
ここまで良く針を折らなかったものだ。
そして足首、手首、体の柄などを付けていきます。
実際、この柄の刺繍もかなりきついのです。
ニードルフェルトのセオリーとしては、斜めにニードルを突き立てるのは折れやすいのでご法度なのですが、今回垂直にニードルを突き立てると逆に折れてしまうので斜めに突き立てるしかないという。
と、言う訳で完成しました!
ちびベコイザーアクションベコイザーRが!!
検証
おお、思った以上にぐりぐり動く!
モールと比べると、可動する部分がはっきりとわかるので、その分ポーズが取りやすいです。
こんな感じでぐりぐり動かせます。
ただ、勿論色々と問題点が出てきました。
まず、中で部品が外れやすい。
これ、Twitterにアップする最中に中で部品外れて、左足切断して手術した後ですよ、ええ。
プチブロックの特性として、外れやすい部品は何回やっても外れると言ったものがあるのです。
このアクションベコイザーも、左足が良く外れます。
また、全体的に刺しにくいので、固め方が甘い部分がいくつかあります。
まだまだこの手法、研究の余地がありますね。
この可動は凄く魅力的なので、まだまだ続けたいと思います。
軽く動画作成してみました!
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