【羊毛フェルトのコツ 入門編⑧】足と目を取り付けよう!
今回で実践を始めて3回目の羊毛フェルト講座になります!
実践は今回で終了です。
心構えや道具の準備などで5回費やしたのに、実践が3回で終了とか物足りない感がするかと思いますが、羊毛マスコットって、ボディを作って、部品を取り付けて、模様を刺繍する。
自分の考える羊毛フェルト造形の基本って、これだけなんですよ、ハイ
まぁ、細かい手法を挙げればきりがないのですが、それについては後日述べたいと思います。
と、言う訳で今回は、足を目をフェルトに刺繍を施して完成となります!
足の刺繍
まずはオレンジ色の羊毛をほんの少しちぎり、指の腹でこよりを作るようにすりすりします。
実はこれ、理論上では毛に圧力をかけて絡めているので、軽くフェルト化させているのですよ。
指を軽く水で濡らしてからすりすりするとなお一層効果が出ますが、今回は刺繍の為あまり固めずに作成しましょう。
三又状の足を作るので、細い棒を長2本、短2本作成します。短6本でもいいでしょう。
取り付けたい位置を決めてフェルトボールに刺していきます。
『刺繍』とは言いますが、針と糸で『縫いつける』のではなく、羊毛に羊毛を『刺し込む』感じで施します。
ニードルを深く刺しすぎると羊毛がフェルトボールに埋め込まれてしまいますので、浅く小刻みに刺していきます。
繊細な作業ですが、通常の刺繍とは違って間違えても引っ張れば羊毛の棒は取れるので、充分やり直しは効きます。但し、はがした場所は毛羽が立つので刺して修正してくださいね。失敗もご愛嬌!
これで足の完成です!
目の作成
ではいよいよ、一番大事な目の部分を作成していきます。
位置や形、大きさが少しでも違うと不細工に見えてしまう部分です。
逆を返せば、他の部分が雑でも表情が上手くできれば可愛く見えます!(詭弁)
まず目の位置を決めニードルを深く刺し、目の場所の目印を付けます。
黒の羊毛を少しだけちぎり、羊毛を針先で軽くからめるように目の形を整えながら刺していきます。
羊毛を絡める際、フェルトボールに針先を引っかけないように注意してください。軽く絡めて形を整えてから刺すのがポイントです。
もう片方の目も同様に取り付けていきます。目の大きさを左右揃えていきます。もし大きかったら押し込むように刺し、小さかったらほんの少し羊毛を刺していきます。
両方の目が整ったら、ひよこさん完成です!
フェルトボールに羽と口ばしを取り付けて、足と目を刺繍するだけで、こんなに可愛いひよこさんが出来ました!
さて、次回は入門編の〆として、今までの入門編をまとめてみましょう。
・模様を刺繍するときは、取り付ける場所をしっかり決める。
・針は小刻みに浅く刺す。
・丸を作るときは針先に羊毛を絡めるように軽く回して刺す。
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